永山絢斗被告 中2での初大麻は「地元の先輩に勧められ音楽イベントで同級生と一緒に」

 大麻取締法違反の罪に問われた俳優・永山絢斗(けんと)被告(34)の初公判が28日、東京地裁で開かれ、即日結審。検察は懲役6月を求刑した。傍聴席の約3分の2を埋め尽くした司法記者クラブの記者たちが、慌てて速報を伝えに表に出て行ったのが、永山被告の仰天の大麻使用歴が明かされたときだった。

 冒頭陳述や供述調書によると、永山被告は中学2年の夏ごろ、地元の先輩に勧められ、音楽イベントで同級生と一緒に大麻を使用。だが当時は気持ち悪くなり、やめたという。

 だが18歳か19歳ごろ、大麻の使用を再開。調書によれば「知人の家でお酒を飲んでいると、安心した気持ちになって寝付けるので、継続的に吸っていた」という。使用頻度は、大麻だけを紙に巻いたものを月1〜2本、たばこに大麻を混ぜた紙巻きは月4〜5本ぐらい。

 最初の逮捕容疑(のちに不起訴)は今年4月の大麻所持だが、被告人質問では「(今年)1月から3月までは殆ど使用していなくて、5月の2週間も家を空けていたので使用していません」という弁解もあった。

 他の薬物の使用経験は「ありません」と否定。大麻をクラブや音楽イベントで使用したことも「ありません」とした。使用目的は「自分自身の甘さ、弱さもありましたが、仕事のストレスだったり、眠れないときにリラックスするため」だとした。

 検察官からは、寝付けないならなぜ大麻ではなく睡眠導入剤を使わなかったのかという質問も飛んだ。永山被告は「(睡眠導入剤を)飲んだこともあるんですが、寝起きのだるさに嫌悪感が…」と釈明。「〝まさか自分が捕まるとは〟という気持ちで、ダラダラと使っていました」などと懺悔告白し、今後はストレッチや運動することを大麻の代用にすると約束した。

 大麻といえば今、日本大学アメリカンフットボール部に疑惑の目が向けられている。今月5日に逮捕された3年生部員の入手ルートが、永山被告のルートとかぶるという一部報道もある。ただ、永山被告はスマホに連絡先を登録していた売人が「1人です」と主張。供述調書で「約6〜7年前から」とされた大麻購入歴は、この日、本人が「5〜6年にわたって」と訂正した。

 また、その売人と一緒に大麻を吸ったことは「ありませんでした」と主張。検察官の「遊びに行ったりは?」との質問には「知り合った当初は遊んだりということもありましたが、ある程度経ってからは(大麻を)購入する間柄でしかありませんでした」と答えた。

 スマホの番号やSNSのアカウントは変更。その売人や、過去に一緒に吸ったことがある人など、大麻に関係する人の連絡先は「全て消しました」と永山被告は説明した。弁護人は最終弁論で、大麻入手ルートが組織や売人ではなく「特定の知人から」だとし、使用頻度についても「数か月、数年使用しないこともあった」と釈明した。

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