お笑いコンビ「かまいたち」「見取り図」が１３日、都内で吉本興業のメタバース事業「ＦＡＮＴ Ｘ」の発表会見を行った。
メタバースとは、ネット上で構成される仮想空間のことで、自身の分身「アバター」を通じて、様々な体験することができる。吉本はメタバースプロジェクトの第１弾として、兵庫県養父市とパートナーシップを結び、実在する観光スポットを仮想空間上に構成し、“体験ツアー”の実施も計画する。
仮想空間上の案内役として、吉本所属の芸人がアバター化されることも発表された。アバターを使ったオンライン上でのイベントを企画している。お笑いコンビ「かまいたち」の濱家隆一は、「アバターで漫才ができる日もくるかもしれない」と感心。相方の山内健司は「上に消えるオチとかやりたい」と話した。
実際に、仮想空間に入ったお笑いコンビ「見取り図」の盛山晋太郎は「すごい空間でした。アバターを使って、大阪・なんばグランド花月で師匠の漫才中に前を横切ってみたい。現実なら絶対にできないので」と目を輝かせていた。
