新潟県を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48の1期生・中井りか(25)が5日、新潟県民会館大ホールで卒業コンサートを開催した。
本公演のキービジュアルと同じように会場がピンクのペンライトで敷き詰められる中、流れ始めた「overture」では、ステージの大きなモニターに中井の過去の活動写真が次々と流れた。
そんな中、中井は耳としっぽをつけたピンクのキュートな衣装を着てトロッコに乗って客席に登場。1曲目は、中井が尊敬する元NMB48のみるきーこと渡辺美優紀のソロ楽曲「わるきー」。その後、ダブルセンターを務めた1stアルバムのリード曲「しそうでしないキス」や「重力シンパシー」などを披露した。
MCでは、「あなたのお姫様は〜?」(やっぱり、りかちゃーん!)と少し照れながらも久しぶりのキャッチフレーズで自己紹介。加入前から中井に憧れていたという2期生の小越春花は「根本の部分から尊敬している。キラキラしている部分と努力をしている部分と」と後輩から見た中井の印象を明かす場面もあった。
1期生のオリジナル楽曲「昨日よりも今日 今日よりも明日」のイントロでは、同期の西潟茉莉奈が「りかちゃんと出会って8年、いつもメンバーのことを明るく照らしてくれました。NGT48にとって大事な存在です。一緒に青春してくれて、一緒に時間を刻んでくれてありがとう! 大好きだよ!」と思いを語った。
歌の後半には1期生OGが次々に登場。会場はさらに盛り上がりを見せ、歌が進むにつれ、中井も含めメンバーはステージ上で涙を流した。
そして、NGT48の2ndシングル「世界はどこまで青空なのか?」では、卒業生の荻野由佳が登場。OGと現役メンバーがステージに揃い「Maxとき315号」をパフォーマンスした。
本編最後は、現役メンバーで8月2日に発売したセンターを務めた最新シングル「あのさ、いや別に…」を披露。楽曲の後半では、中井が白とピンクの花で装飾されたブランコで現役メンバーの頭上高くに上がり、客席に最後の笑顔を届けた。
アンコールでは中井がピンクのドレスで登場し、ファンへの手紙を読み始め「私の人生のほんの数ページ、これ以上ないほどこれでもかと彩ってくれて、出会ってくださった皆様、もれなく1人残らず私の宝物です」と気持ちを伝えた。
卒業コンサートラストは、中井がセンターを務めたNGT48のデビューシングル「青春時計」で幕を閉じた。