警視庁薬物銃器対策課は3日、同部員が大麻を所持した疑いがあるとして、大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで同部の寮(東京・中野区)を家宅捜索した。捜査関係者によると、寮で乾燥大麻と覚醒剤成分を含む錠剤が見つかっていた。警視庁は部員の立件を視野に、入手経路などの調べを進めている。
NHK「ニュースウオッチ9」(月〜金曜後9・0)では、この話題を取り上げた。キャスターを務める林田理沙アナウンサー(33)は「大麻の危険性を軽く見てはいけません。万が一、誘われても絶対に断ってください」と訴えていた。
日大アメフト部は大学王者を決める甲子園ボウルで21度優勝の強豪。2018年には関西学院大との定期戦での「悪質タックル」が社会問題になった。日大では20年1月にラグビー部員が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されている。
警察庁によると大麻に関連する摘発件数は増加傾向にあり、特に若者が交流サイト(SNS)で売買するケースが目立つ。今年7月には東京農大ボクシング部員2人も大麻取締法違反容疑で逮捕された。