■体感型ホラーエンターテインメント
同作は、清水カルマのデビュー作で第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞したホラー小説が原作。「リング」(1998年)、「スマホを落としただけなのに」(2018年)、「事故物件 怖い間取り」(2020年)など数多くのホラー作品を手掛ける中田監督が演出を務める体感型ホラーエンターテインメントだ。
出演する舞台の本番を終えて駆け付けた長谷川も参加して行われた舞台あいさつでは、劇中で大切な人をよみがえらせる呪文「エロイムエッサイム」にちなんで、“よみがえらせたいもの”をそれぞれフリップで発表することに。
「環境」と記載した橋本は、その理由を聞かれ「すごく迷いましたが、特になかったんです。でも、外に出るのが億劫になるくらい暑いので、もうちょっと涼しく快適に生活できるような温度ならうれしいなと。それをよみがえらせたいかな。私、あんまり過去にとらわれないので」とキリッとした表情で締めると、仲良しの長谷川が「うるせ〜」と吐き捨てるようにつぶやき、橋本はさらに「そういう性格なんで！」と“ドヤ顔”であおるなど、仲睦まじいやりとりで会場を沸かせる。
ちなみに猪塚もほぼ一緒の意味で「そんなに暑くなかった夏」とフリップに記載しており、この流れで「毎日思っているくらい。もうちょい前はこんなに暑くなかったのになあ」としみじみ話すと、重岡が「ホンマにそう思いますね。皆さん今日は(ホラー作品で)涼めますんで。そこら辺は安心していただけたら」とうまくつなげ、観客に呼び掛けていた。
■重岡、消えたCMに未練？
そんな重岡は「まぼろしのCM」と記載。「この前マネジャーさんに急に『重岡さん、ホワイトニングされていますか？』と聞かれて。『事務所にCM関連の方が来られたのでもしかしたら…』って言われたので、何か決まったのかなと。そこから2、3カ月たってマネジャーさんに『そういえばこの前のホワイトニングの話ってどうなった？』って聞いたら、食い気味で『ああ、終わりました』って。始まったことも知らないんだけど！もう終わってたの？って。それ以降は何も聞いてないんですけど…まぼろしのCMでございます」と、決まりかけていたらしいCMがいつの間にかなくなってしまったことを嘆き、復活を所望。
その他、堀田が「愛用していたふとん」、倉が「夏休み」、長谷川が「出身高校」、中田監督が「愛する人たち」とそれぞれ発表する中、正垣が「好きなアイスのチョコチップ味(期間限定味)」とかわいらしい答えを披露し、大人たちはメロメロに。これには“父親役”の重岡も「これは大人の僕たちが責任を持ってなんとかします！」と力強く宣言していた。
映画「禁じられた遊び」は、9月8日(金)に全国公開。
◆取材・文・撮影＝ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)
