・Bellatorパート第4試合 ベラトール初代フライ級タイトルマッチ
1ラウンド25秒 ノーコンテスト
堀口恭司 – 神龍誠
“最強のMade in JAPAN”こと堀口恭司(32)と、現在10連勝中と勢いに乗る新鋭の神龍誠(23)による、ベラトール初代フライ級王座を賭けたタイトルマッチは、開始25秒で偶発的なアイポーク(目への攻撃)により、「ノーコンテスト」という裁定となった。
圧倒的な強さで日米をまたにかけて活躍すること堀口と、23歳にして2本のベルトを持つ神龍。日本格闘技界でもトップクラスの逸材といえる2人の対戦は、神龍の挑発的な言動に対して、堀口が「ナメんなクソガキ」と不快感をあらわにするなど、バチバチとした緊張感とともに盛り上がりを見せていた。
『超RIZIN.2』という大舞台で実現したこの一戦、先に入場ゲートに登場した神龍は『ウルトラセブン』のテーマを導入部に使ったオリジナル曲にのり、ウルトラマンをイメージしたカラーのマスク&コスチュームで入場。後から姿を表した堀口はおなじみのテーマ曲「My Time」に合わせて軽やかなステップで花道を歩き、ケージに入った。
ゴングが鳴った開始早々に右ハイキックを繰り出した堀口だったが、続いて左のパンチを放った際に指が神龍の右目に当たってしまい、タイムストップしてドクターがチェックをすることに。
長い時間をかけてチェックした結果、神龍の目のダメージが大きく試合続行が不可能と判断され、1ラウンド25秒でノーコンテストという裁定が下された。開始早々の予想できなかったまさかの結末に、約2万5000人が詰めかけた満員の会場は、どよめきと落胆の声に包まれた。
ベラトールの二階級制覇をかけた堀口にとっても、3本目のベルト獲得と同時に世代交代を果たそうとした神龍にとっても、消化不良の結果に終わったタイトルマッチ。リマッチの機会はすぐに訪れるのか。