清水ミチコ、瀬戸内寂聴さんの粋な“ハガキ”に感謝「なんて懐の深い方なんだ」

清水ミチコ、瀬戸内寂聴さんの粋な“ハガキ”に感謝「なんて懐の深い方なんだ」

瀬戸内寂聴さんの粋な“ハガキ”に感謝した清水ミチコ (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 タレントの清水ミチコが10日、都内で行われた瀬戸内寂聴さんのドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴99年生きて思うこと』(27日公開)完成披露上映会に出席。寂聴さんのものまねを得意とする清水らしく、登場するなり「きょうは、みなさん私の映画を見に来てくださったということで。清水ミチコさんの体を借りて、精神的に入っているんですね。今まで好き勝手ものまねされてきましたので、今度は私が利用しようと思っております(笑)。きょうは、よろしくお願いします」とものまねであいさつした。

 寂聴さんとの思い出として、清水は「出会いは1回もなかったのですが、この映画を通じて初めて会えたなという感じでした。20年くらい前に初めてものまねをした時に、おハガキをくださって。『私のようなものをよく描いてくれました』と書いてくださっていて、なんて懐の深い方なんだと思いました。許してくださっただけじゃなくて、背中を押してくださった」と感謝の思いを伝えた。

 秘書の瀬尾まなほが「瀬戸内は、私がちょっと小バカにしたようなジョークを言っても笑っていましたし、イジられることが好きだった」と明かすと、清水が「よかったー!」と安堵の表情を浮かべる一幕も。その上で、清水は「(寂聴さんは)悩めるみなさんに対して、否定もせず、上から目線じゃなくて、親身になって答えてあげられる。冗談の中にやさしさがあふれている」とかみしめるように語っていた。

 15日で満100歳を迎えるはずであった寂聴さんに、17年間密着し、撮影を続けた中村裕により映画化。2015年に放送された『NHK スペシャル「いのち 瀬戸内寂聴密着500日」』(ATP賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞)のディレクターを務め、長年、寄り添い続けた監督だから描ける、誰も知らない寂聴さんの金言の数々がスクリーンに映し出される。

 17年に及ぶ密着では、寂聴さんは日々の老いから、過去の不倫関係まで、日常的に中村監督と互いに報告し合い、まるで母親、先達、友人、あるいは恋人のような…形容しがたい関係性に。コロナ後も取材を続ける唯一無二の存在に語られる“本音”や“金言”の数々が満載の貴重なドキュメンタリー映画となっている。

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