宝塚歌劇団宙組は18日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでミュージカル・ロマン「大逆転裁判ー新・蘇る真実ー」(19日〜26日)の舞台を公開した。
同舞台は宝塚歌劇と、ゲームソフト「逆転裁判」のコラボ第4弾。「逆転裁判」シリーズの主人公・成歩堂龍一の先祖、成歩堂龍ノ介を主人公とした大ヒット作を瑠風輝をはじめとする宙組の面々が演じる。
物語の舞台は大英帝国。亜双義一真(風色日向)の遺志を受け継いで司法を学ぶ成歩堂龍一(瑠風)が、法務助士・御琴羽寿沙都役(山吹ひばり)を伴い、舞台に現れる。第一幕でハート・ヴォルテックス(秋奈るい)に帰国を促された成歩堂を助けてくれるのはシャーロック・ホームズ(鷹翔千空)だ。テンポの良い演技に加え、芝居の合間に披露する歌とダンスにも豪華絢爛。第二幕の途中には成歩堂が客席を歩くシーンもあり、瑠風ファンにはたまらないだろう。
同公演の見どころは成歩堂と、バロック・バンジークスを演じる優希しおんとの法廷バトルのシーン。成歩堂は「異議あり!」の名ゼリフから絶体絶命のピンチを覆していく。
脚本・演出の鈴木圭氏は「芝居の心情に、時には相反するゲームならではのテンポは、演者にとっては見た目以上に困難です。今回主演を務める瑠風輝は、今ノリに乗っている彼女だからこそ、その壁を乗り越えた」とコメントしている。
舞台の最後に瑠風は「通し舞台稽古ありがとうございました。明日の初日から千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」と集まった舞台関係者に感謝の言葉を述べていた。