俳優の堺雅人が主演を務めるTBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜・午後9時)の初回が16日に放送された。これまで伏せられていた物語の内容が明らかになった。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)
物語は砂漠でさまようスーツ姿の乃木(堺雅人)の姿からスタート。乃木は丸菱商事のエネルギー事業部に所属し、ある日バルカ共和国のインフラ設備会社GFL社に1億ドルの誤送金をしたとする疑いをかけられてしまう。そして乃木は、誤送金の行方を追いかけることなる。
そこでCIAに所属する友人・サムに連絡。するとGFL社から別の会社に金が渡っていることが判明した。サムによると、その手法は「テロリストよくやる」方法だという。そしてザイールという男に金が渡ったことが明らかに。
砂漠広がるバルカ共和国で、タクシー運転手にスーツケースを持ち逃げされたり、砂漠のど真ん中で死の淵をさまようなど困難を乗り越え、ようやくザイールにたどり着く。しかし、反撃に遭い「お前がヴィヴァンか?」と詰問される。ザイールが自爆しようとしたところに、公安部の野崎(阿部寛)が現れ、乃木を救った。乃木か担ぎ込まれた病院に女性医師・柚木(二階堂ふみ)が勤務していた。数奇な縁で結ばれた3人は行動をともにする。
ネット上では、スーツ姿でバリッと決めた堺の姿に「めっちゃ半沢」「VIVANT総合商社のエネルギー部門かー!もうおもろい!」「VIVANTの堺雅人、情けない半沢直樹やんけ!」「VIVANTの堺雅人おもろすぎる」「VIVANT、力量のない半沢だ〜と思ってたら主人公の別人格に半沢飼ってた」「やべーVIVANTが好みだ。 ただ半沢を思い出すな」といった声や、また、随所で“もう一人の乃木”と話すシーンが出てくることから「VIVANT今つけたんだけど堺雅人が2人?」「VIVANT、なんかすごいな。多重人格的な感じなのか?」とする見方もあった。
また阿部について「阿部寛が日本人だっ! ってツイートしてる人結構居て面白い」「阿部ちゃん 今回はアラブ系と間違えられる 」「阿部ちゃんかっこよ」といったコメントや、壮大な設定に「なんかすごいドラマだ」「スケール大きすぎて普通に映画見てるみたい、楽しい 」との驚く声も見受けられた。
本作は、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなどを手掛けた福澤克雄氏が演出を担当し、原作も手掛けたオリジナルストーリーだ。林遣都、竜星涼ら主演級の豪華キャスト陣が集まったことでも話題となっている。