中野のシンボルとして親しまれ、多くのコンサート会場としても使用されてきた東京・中野区の複合施設「中野サンプラザ」が2日、50年の歴史に幕を下ろした。
この日は「さよなら中野サンプラザ音楽祭」最終日で山下達郎(70)が最終公演を行い、その後、「中野サンプラザ クロージングセレモニー」が実施された。セレモニーには、ロックバンド「爆風スランプ」のボーカル、サンプラザ中野くん(62)が酒井直人中野区長(51)らと共に登壇した。
自身の芸名の由来ともなった同施設のフィナーレに中野はマイクを持ち、「この芸名でデビューして来年で40年を迎えます。10年ほど先輩の中野サンプラザさんには本当にいつも優しく応援していただき、このエンタメ業界を共に駆け抜けてきたような気がします。中野の皆さんもありがとうございました!」と旧友に感謝の言葉を送った。
中野サンプラザはホールや結婚式場などを含む複合施設として1973年に開業。老朽化に伴う立て替えで、2028年に7000人収容の多目的ホールとして生まれ変わる。