女優、吉田羊が7月7日に発売するフォトエッセー「ヒツジヒツジ」(宝島社、税込み2530円)から、表紙と誌面カットが27日、解禁された。
アンティーク着物を愛する吉田の着物スタイルを紹介するフォトエッセーで、収録されている71体のコーディネートは、すべて吉田自身がスタイリング。使用した着物や小物も、ほとんどが私物という。制作期間は9カ月で、浅草の雷門や銀座三越、東京駅、歌舞伎座のほか、桜並木、雪景色、お祭りなど、さまざまなシチュエーションで撮影が行われた。
さらに、吉田流の「小物使い」「柄選び」「色遊び」の紹介や、コーディネートに物語性を持たせる「遊び心」、映画キャラクターや植物などをモチーフにした「ナリキリアソビ」など、さまざまな角度から着物のコーディネートを披露。吉田おすすめの着物ショップも13店舗紹介しており、ファンだけでなく、着物好きも楽しめる一冊となっている。
吉田は「日常着として、ファッションとして、表現として、着物をさまざまな角度で切り取ったとてもぜいたくな一冊となりました」とアピール。「四季を追ったページでは、装いだけでなく陽の光の変化も写り込み、日本ならではの豊かさと、この国でこそ映える着物姿も感じていただけるのではと思います。表紙の浅草雷門ショットは、私が着物にハマった20代の頃に撮った同アングル写真の令和版。あの頃がフラッシュバックする、個人的にアツい写真です」と思いを熱弁しながら「とにもかくにも着物でアレコレ遊びました。これからの方には『こんなふうに着ていいの!?』と、すでに着物民の皆さまには『そうそうこれこれ』とニマニマしていただけたら幸いです」と呼びかけた。