上島竜兵さんの妻・光さん、初めて胸の内を明かす 悲しみ、悔しさ、無力感……『竜ちゃんのばかやろう』

上島竜兵さんの妻・光さん、初めて胸の内を明かす 悲しみ、悔しさ、無力感……『竜ちゃんのばかやろう』

『竜ちゃんのばかやろう』の発売が決定

(ORICON NEWS)

 お笑い芸人・上島竜兵さんの妻・光さん(52)による書き下ろしエッセイ『竜ちゃんのばかやろう』(KADOKAWA)が、8月10日に発売する。

 2022年5月11日、上島さんの訃報が報道された(享年61)。なぜ”竜ちゃん”は死を選んだのか。亡くなる直前、ちょっと様子が不安定になっていたという上島さん。家族として一番近くにいて違和感に気づきながらも、助けることができなかった悲しみ、悔しさ、無力感……。自分はあのときどうするべきだったのか。今なお葛藤する心の内を、妻・光さんが初めて明かす。

 精神的に苦しい日々が続いていたため、メディアによる取材はこれまで一度も応じることがなかった著者の光さんだが、「世間から竜ちゃんがいたこと、忘れられるんじゃないか」という思いから、今回自ら筆を執ることに決めた。

 心に沸き上がる竜ちゃんへの「怒り」を赤裸々につづりながらも、どうしても憎めない“竜ちゃん”と過ごした日々を振り返る。抱腹絶倒の珍エピソード、そしてほろ苦い思い出。脳裏に浮かぶのは「竜ちゃんの小心で自分勝手で、でも人にとことん優しく繊細な実像でした」。

 また、著者の光さんは竜兵さんが他界された数ヶ月後、体調不良に襲われ乳がんが発覚。ひとりで挑んだ心細くつらい闘病生活だったが、親族や友人に支えられながらなんとか乗り越え、今を懸命に生きている。

 (本書『はじめに』より部分抜粋) 「葬儀終了後にマスコミへ発表した、私のコメントの中の『竜ちゃんのことを忘れないで下さい』という文面は、作家の永六輔さんの言葉に感銘を受けた竜ちゃんが、生前、よく口にしていたことに由来します。『人間は二度死にます。まず死んだとき。それから忘れられたとき』『人は、忘れられたときが本当の死だ』と、竜ちゃんは常々言っていました」。

 「でも、皆さんに竜ちゃんのことを忘れないでと言っている私なのに、現実が辛過ぎて、竜ちゃんの記憶を頭の中から消してしまうかもしれないという恐怖がありました。前向きな今日と後向きの昨日が繰り返す、悲しみと、とまどいの日々の中、私がどうやって今日まで過ごしてきたか。そして、自分勝手だけどキュートで繊細だった、私の大切な旦那様の話を、記憶が無くならないよう、忘れられないよう、思い出をかみしめながら書き記しておこうと思います」。

■上島光(うえしま・ひかる)
1970年10月6日生まれ。女性ものまねタレント。高校時代から芸能界を志し、1988年、フジテレビ系の『発表日本ものまね大賞』で優勝し、芸能界入り。1994年に上島竜兵と結婚し、結婚後は一時主婦業に専念するが、その後ものまね番組や情報番組のリポーター等で活動。芸名は広川ひかる。

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