【アニソン四半世紀】いつの時代に聴いても近未来的 ラスマス・サウンドの〝普遍性〟

【アニソン四半世紀】いつの時代に聴いても近未来的 ラスマス・サウンドの〝普遍性〟

坂本真綾「幸せについて私が知っている5つの方法」ジャケット

(東スポWEB)

 坂本真綾「幸せについて私が知っている5つの方法」

 当コラムで、スウェーデンの音楽プロデューサー&ミュージシャン、ラスマス・フェイバーが手掛けたアニソンを取り上げるのは、中島愛の「TRY UNITE!」に続いてこれが2回目になる。

 日本のアニメが好きなことでも知られるラスマスには、ワールドワイドに発表される自身名義の作品以外にも、多数のアニメテーマ曲やアニソン系シンガーへの提供曲がある。今回の楽曲は、坂本真綾の「幸せについて私が知っている5つの方法」。2015年に放送されたアニメ「幸腹グラフィティ」のオープニングテーマで、当時のオリコン最高位が9位とスマッシュヒットを記録している。

 この曲も、一聴してラスマス・フェイバーだと分かる“記名性”の高いサウンド。ジャズ・ピアニストとしてのセンスと、ハウス・テクノ系プロデューサーとしての手腕が、ここでもいかんなく発揮されている。

「TRY UNITE!」の記事でも“近未来的”という表現を使ったが、やはりそれこそがラスマス・サウンドの特徴だと思う。それも、いつの時代に聴いても常に近未来的という不思議な響きなのだ。「TRY UNITE!」は11年前、「幸せについて――」は8年前の曲だが、今聴いても、20年前に聴いても、そしておそらく20年後に聴いてもリスナーが感じ取る近未来感は全く変わらないのではないだろうか。つまり、それが“普遍性”ということなのかもしれない。

 坂本真綾について書くスペースが全くなくなってしまったが、あえて触れる必要もないだろう。坂本真綾に一切の駄作なし。この曲ももちろんしかり、である。

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