BAD HOP“最後のツアー”開幕 ラストアルバム10月リリースをサプライズ発表、新曲「Champion Road」披露も

 5月に解散を発表した神奈川県川崎市出身の8人組ヒップホップクルー・BAD HOPが21日、東京・豊洲PITで最後のライブツアー『THE LAST SUMMER JAPAN TOUR』をスタートさせた。

 BAD HOPは『高校生RAP選手権』の優勝経験を持つ双子のT-PablowとYZERRを中心に、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、G-k.i.d、Vingo、Barkの幼なじみ8人で構成されるヒップホップグループ。2014年に活動をスタートして以降、2016年に地元の川崎CITTAでフリーライブを敢行し、2018年4月にはZepp Tokyoで単独ワンマン公演を開催。2018年11月には日本武道館でのワンマンライブを開催し、約8000人もの動員を記録した。

 5月27日に千葉・幕張メッセ国際展示場で行われた音楽フェス『POP YOURS 2023』にヘッドライナーとして出演した際に解散することを発表。“最後のツアー”として『THE LAST SUMMER JAPAN TOUR』と題し、きょう21日の豊洲PITの公演を皮切りに全国で計13公演を予定。このツアー後、1日限りの解散ライブを行うとしている。

 解散発表後、最初の公演となったこの日、会場の豊洲PITは奥の方まで観客で埋め尽くされた。熱気ムンムンのなか“開幕”の一発目は代表曲「Kawasaki Drift」。予想外の選曲で一気に自分たちのペースに観客を引き込むと、その後は「TEIHEN」「White T-shirt」「Sucide」「Aisian Doll」など新旧楽曲やソロ曲を織り交ぜて圧倒的なステージングを披露した。

 MCでは、T-Pablowが改めて解散を報告し「BAD HOPが無くなるのは悲しいと思うけど、俺は無くなるっていう気持ちが無くて。BAD HOPを残したいっていう気持ちの方が強いです。だからあえて解散するっていう覚悟を決めました」と真意を説明。会場からは「解散しないで」という声がしきりに飛んだが、「これから最後まで駆け抜けるんで、最後までBAD HOPについてきてもらっていいですか?ガキのときからの仲間たちと夢見たステージだったり、いろんな場所があるんで、そこまでお願いします」と言葉を紡いだ。

 ライブの終盤ではYZERRが、BAD HOPにとって“最後のアルバム(タイトル未発表)”を10月26日にリリースすることをサプライズで発表。「少しでもみんなに何か伝えられたらうれしいなと思ってます」と盛り上がる観客に呼びかけつつ、そのアルバムに収録される新曲「Champion Road」を披露した。「BAD HOPに力を貸してください!」と呼びかけると、すぐさま観客も呼応。最後1曲まで全力を出し切り、解散の寂しさを感じさせない熱量のあるライブとなった。

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