映画『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』(30日公開)の公開直前イベントが15日、横浜アンパンマンこどもミュージアムで行われ、主人公・アンパンマン役の声優・戸田恵子、ゲスト声優の桐谷美玲、トレンディエンジェルが出席した。
アンパンマンは、1988年10月からテレビアニメがスタートし、翌89年3月には劇場版が初公開。昭和、平成、令和と3つの時代を通して「愛と勇気」を届けてきた。今作は、映画&テレビ35周年、絵本『あんぱんまん』(作・絵:やなせたかし氏)誕生50周年の記念作品。「ロボ彗星」に住むなんでも作れるロボットの女の子・ロボリィが、たった1つだけ作れない“大切なもの”があることを知り、それを見つけるためロボ彗星を飛び出してしまうことから物語が始まる。
戸田は「おかげさまで35周年。 1年に1本の映画を作ってきました。こんなに長くやるなんて、誰一人思っていなかった。毎年温かいものをプレゼントしようという気持ちでやってこられたことが、すごくうれしいです」と感慨深げにあいさつすると「今回は桐谷美玲、トレンディエンジェルの2人に参加していただき、さらにパワーアップしています。皆さんが素晴らしい声を入れてくれて、ギュッと締まった『アンパンマン』になったんじゃないかな」とアピールした。
35年間、アンパンマンを演じ続ける秘訣を問われた戸田は「心がけずとも絵の方から毎週、語りかけてくれるんです。週に1回、みんなで集まって(アフレコをして)いつも疲れた心を洗い流しています。絵のとおりに声を吹き込んでいけば間違いはないと思って、ここまでやってきました」と話していた。