ジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題に関し、外部専門家による再発防止チームが12日、都内で会見を行った。チームは元検事総長の弁護士・林真琴氏、精神科医の飛鳥井望氏らで組成され、この日、林氏と飛鳥井氏が出席。29日に第1回の会合を開催したことを明らかにした。
林氏は「ジャニーズ事務所とはこれまで関係を一切有していません」と同事務所から独立した外部の第三者としてのチームであることを説明したうえで、「ジャニーズ事務所代表であった故ジャニー喜多川氏からの性被害を申告されている方々に寄り添って、直接そのお話を伺い、また、ジャニーズ事務所の役職員にヒアリングを実施するなどして、ジャニーズ事務所の過去の対応にどのような問題があったかを厳正に検証し、検証結果を踏まえて、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題に関する再発防止策を提言し、実行を求めます」とした。
また、チームによる検証の結果および再発防止策の提言については、同事務所に伝え、再発防止策の実行を求めるとともに適切な時期や方法で説明するという。