日テレ「だが、情熱はある」流れを変えたM-1グランプリ編…コント“完全再現”で評価急上昇

 終盤に向けて評価が爆上がりしているのが、King & Princeの髙橋海人(24)とSixTONESの森本慎太郎(25)がダブル主演を務める日本テレビ系の連続ドラマ『だが、情熱はある』だ。

 本作は、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭(44)を髙橋が、南海キャンディーズの山里亮太(46)を森本がそれぞれ演じる、実話に基づいたドラマ。第3話以降、視聴率は3%台と低空飛行が続いていたが、6月4日放送の9話で4%台に回復し、じわじわと評価を上げている。

 一般的な認知度はあるが、歴史的な偉人というわけでもない若林と山里の半生を描くドラマということで、当初はイマイチ話題に上がり切らなかったが、5月21日放送の第7話で、M-1グランプリ編に突入してから一気に流れが変わった。

 特に2004年にM-1準優勝を果たした南海キャンディーズ、2008年に敗者復活からM-1準優勝を果たしたオードリーのコントの完全再現が話題となった。ネットでは、

《漫才までも完コピ! 本人達のと同じタイミングで笑いがくる。すごい!》

《先々週かな、山ちゃんが静ちゃんに嫉妬してるとこ、本気で山ちゃんに見えた。今週の敗者復活戦のオードリー、本人じゃないのに大爆笑した》

《コントの再現度が高すぎて、本家と見比べたくなる》

 と、評価する声が多く見られた。

■思わぬところで上がったジャニーズの株

「当初は、《なぜジャニーズ二人が主演なのか?》と批判的な声もあったのですが、今では視聴者から《ジャニーズであることを理由に見ないなんてもったいない》という声が上がるほど。山里さんが組んでいた前のコンビ解散のくだりでは、あまりに山里さんが《人間的に酷くて見てられない》という声もあり、脱落する人もいたようですが、M-1編に入り、みんなが知っている南海キャンディーズやオードリーの流れになったことで、ようやく流れに乗ってきた印象です」(ドラマ制作関係者)

 YouTubeの「日テレドラマ公式チャンネル」にアップされた南海キャンディーズ「M-1グランプリ2004」のフル尺漫才再現の動画は、2週間で134万再生を超え、チャンネル内で二番目に多い再生数となっている。

「山里さんがMCを務める日テレの朝の情報番組『DayDay.』にSixTONESがゲスト出演した際、オープニングでは山里さんに扮した森本さんからスタートするといった場面があったり、東京ドームのイベントを控えている『オードリーのオールナイトニッポン』では、ドラマの放送タイミングに合わせて『ドラマ見てて思ったんだけど、あの時さ〜』というオードリーの裏話が聞けたり、番組の垣根を超えて連動した面白さが色々あるのも、じわじわ人気を上げている理由の一つではないでしょうか?」(同)

 特に2008年のM-1でのオードリーが敗者復活した前話で、《泣いた》とつぶやく視聴者がネットでも続出していた。最終回目前でどこまで評価を伸ばせるか?

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