声優の堀内賢雄、小野大輔、小市眞琴が11日、都内でアニメ映画「プチ・ニコラ」(アマンディーヌ・フルドン&バンジャマン・マスブル監督)日本語吹替版声優キャスト舞台あいさつに出席した。
1950年代から世界で愛されるフランスの児童書「プチ・ニコラ」の誕生秘話を描く。第75回カンヌ国際映画祭スペシャル部門に正式出品され、話題を呼んでいる。
物語の原作者のひとり・ゴシニ役の声を務めた堀内は「本当にいい作品に携わらせていただいたなと。音楽や絵にものすごく引き込まれた。なので普段はそんなにリハーサルしないんですけど、今回は入念にやりました。気持ちが入りましたね」と思い入れの深さを語った。
ゴシニと親友で、もうひとりの原作者・サンペ役の小野は「僕も作り手を目指した過去があり、とても感銘を受けました。ものすごく作品に引き込まれたし、賢さん(堀内)と年の離れた親友というか、一緒に生きたという気持ちがあります。フランスの原音がとても柔らかい響きなので、僕も自然と柔らかなトーンになりました」とアフレコを振り返った。
小学生・ニコラ役の小市は、「フランスの原音では、男の子が声を当てていたので、そこを崩したくないなと。ナチュラルな少年の柔らかさや元気な部分を表現できたらと思って演じました」と話すと、堀内は「本当にすばらしかったよね。どうやってやってるの?と思った」と大絶賛。小市は「このお言葉だけでご飯食べていけます」と恐縮していた。