4日に動画投稿サイトで会社役員らを脅迫したなどとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)、強要、名誉毀損、威力業務妨害の疑いで前参院議員のガーシーこと東谷義和容疑者(51)が警視庁に逮捕された。ガーシー容疑者への見解を問われると金子は「政治家になる前のガーシー容疑者の活動って関心がなくて知らなかった。暴露をしていると漠然としては知っていましたけど」とする。
続けて「当選した時、あれだけの得票があったということは重たいことだと思います。選挙で、あれだけの票を得るということは選挙で戦った者からするとすごいこと。一定数の方が何か期待をした。彼が言っていたのは『国会議員の問題を暴く』。これを達成するのであればよかった。だけれども、議員になるまでの活動と、選ばれてからの活動が何も変わらなかったように受け止めている。期待した人たちに何も応えていない。失望の方が多かったんじゃないかな」とガーシー容疑者の問題点を説明した。
一方で、国会に1度も出席しなかったことへは理解も。「出るのが議員としてはすべきこと」としながらも「『国会に行かない』と公約で言っていた。それで入れている人がいる。理解も少ししないと、と思った」と話した。ただ、出席しないのであれば、別の行動をすべきだったとも。「行かなくてもできる仕事がある。海外にいたガーシーにしかできない外交をしていたら見方が変わった。日本の国益のためにしていたら違ったと思う。結局、何がしたかったのか」と疑問を呈した。
また、地方統一戦にYouTuberが出馬していたが、多くが落選。「(ガーシー容疑者の行動は)そういった方への影響もあったのかな。YouTubeでの活動を支持しても投票することに慎重になった人がいたんじゃないか、と。泥臭いのが選挙。統一戦とは相性がよくなかったんじゃないか。有権者の方もガーシーの件を受けて、影響が出ているんじゃないか」と推察。
ただ「YouTuberの方が悪いわけじゃない。今後、YouTuberの方に、もっともっと立候補してほしいです。Youtuberだからこそ経験したことを踏まえて、何を成し遂げたい、目指したいというのを具体的に示して、やっていけばガーシーとは差別化を図れるんじゃないか」と持論を語っていた。
書籍は、投票率が低迷し、政治不信が続くニッポンで「政治 家って必要?」を改めて考えてみた一冊。イベントは購入者向けに金子が先生に扮して、政治のことなどを塾生向けに授業を実施した。
今回が初開催で、先生として授業にも初挑戦した。「政治塾の第1回目。まず政治の仕組みですとか、議員の役割やどんな活動をしているのか。選挙に、どういう意味があるのか、選挙制度などについて、お話させていただきました」と振り返り「政治塾は、現職以来。久しぶりに、ちょっと緊張しながら(笑)。塾というよりはワークショップ的。皆さんにご意見を聞きながら一緒に考えていくスタイルでやらせていただきました」と口にしていた。