俳優大泉洋(50)が23日、東京都内で開かれた「第41回向田邦子賞」の贈賞式に出席し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で同賞を受賞した脚本家三谷幸喜さん(61)を祝った。源頼朝役だった大泉は、同ドラマが大好きだった小学5年生の娘からダメ出しされたエピソードを明かした。
源頼朝が上総広常(佐藤浩市)を死に追いやった第15話が放送された日に大泉が帰宅した際、玄関に駆けつけた娘が「パパ、何やってんだよ。駄目だよあれは」と苦言。さらに上総広常が文字を勉強するシーンなどに触れ、「三谷さんひどいよ」と、あらためてダメ出ししたという。
大泉が「娘が私をおもんぱかって、印象深く……」と”衝撃回”のエピソードを続けると、三谷さんから「受賞のお祝いなんだから」とツッコまれ、「本当に素晴らしい台本でした。15話が終わって『日本中からの嫌われ者になってしまいましたけれど、僕は大好きです』とメールをいただいたのが救いでございました」とフォローした。
大学の時に見た演劇を機に「三谷幸喜さんがあこがれの人になった」という大泉。以来、「王様のレストラン」「古畑任三郎」など三谷さん脚本のドラマを見続けたといい、最後に「今まで、たくさんの作品をありがとうございました。おめでとうございました」と受賞を祝福した。