第41回向田邦子賞贈賞式が23日、都内で行われ、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で受賞した脚本家の三谷幸喜氏を、多くの同作品の出演俳優が祝福した。
出席者の中には、三谷作品には欠かせない名脇役の梶原善の姿もあった。梶原は「善児」という架空の暗殺者を演じ、重要人物を手にかけたり、歴史の裏舞台で暗躍したりと物語の中で重要な役割を担った。善児の名がオープニングのクレジットタイトルに名前が出るだけで「誰が退場するのか…」とファンがネット上に話題にするほどの存在となった。
梶原は名前を呼ばれて登壇する時から、すでに涙目。どんどん感極まっていく様子を隣で見ていた三谷氏も、思わず「泣いてるの?」と突っ込まずにはいられないほどで、「善は一番人前で泣いちゃいけないって昔から言われてるんだけど…」と梶原も照れ笑いしていた。