映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)(C) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
荒木飛呂彦の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』を、俳優の高橋主演で実写化したドラマシリーズのキャスト・スタッフが再集結。荒木にとって初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件を描く。
ルーヴル美術館で撮影を敢行した本作。劇中にも登場するレオナルド・ダ・ヴィンチによる「モナ・リザ」や「サモトラケのニケ」、「ミロのヴィーナス」など世界的に有名な美術品をはじめとする3万5000点近くが展示されており、その広大さは全館をじっくり鑑賞するには3日がかると言われているほど。
そんな圧倒的スケール感を誇る美の殿堂・ルーヴル美術館の中でもひと際輝きを放つのが、ルイ15世が戴冠式で使用した冠を始め歴代の王族や貴族たちが実際に身に着けていた稀有な宝飾品の数々が惜しみなく展示されている、まさに豪華絢爛という言葉がピッタリなアポロン・ギャラリーだ。
ベルサイユ宮殿を彷彿とさせるような内装に加え、かつてのフランスの豊かさや優れた美的感性、緻密な職人技が詰め込まれた贅沢な空間の中でさえ引けを取ることなく“岸辺露伴”としての品格を漂わせる高橋のオーラは圧巻。横には「その結末は、壮絶で美しい運命―」のコピーが躍り、輝かしい装飾と露伴のモノトーンの装い、意味深な表情とのコントラストとも掛け合って、この先に待ち受ける“岸辺露伴最大の事件”の恐ろしさ、そして、その事件が連れ行く想像だにしない結末を、荘厳さと不穏さをもって予兆させる。
今回待望の初長編劇場作品となった本作について高橋は「今作は実写ドラマである『岸辺露伴は動かない』シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。これまでドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんでいただける映画作品になっていると思います。劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんでいただければと思っています」とコメントしている。