8日のNHK連続テレビ小説「らんまん」で、主人公万太郎(神木隆之介)が東京で、同郷・高知の幼なじみで大人になった佑一郎(中村蒼)と10年ぶりに再会。万太郎から「相棒」と呼ばれるようになった竹雄(志尊淳)を含めて3人でステーキをほおばった。
高知の老舗造り酒屋・峰屋の当主を辞し、植物学者になるべく上京した万太郎。幼い頃から万太郎のお守り役だった竹雄も行動をともにしたが、万太郎から「峰屋を出た今、おまんはワシの従者じゃない。相棒だ」と言われる。「晴れてバディ昇格」などとネット上で話題となった。
それでも「若」と万太郎を呼ぶ竹雄。2人は、万太郎の「名教館」時代の学友で、工部省で鉄道を通す仕事を進めている佑一郎に上京に際して世話になっていた。
中村の朝ドラ出演は2020年度前期の「エール」以来。同作も今作と同じく主人公が男性というところが共通する。作曲家古関裕而がモデルの裕一(窪田正孝)は成長後、同郷の歌手久志(山崎育三郎)と新聞記者から作詞家になる鉄男(中村)とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれ、ドラマを彩った。今回、はからずも幼少期を高知でともにした3人が東京に終結した形に。「高知三羽ガラス」となるのか注目される。
中村は所属事務所が発表したコメントで「万太郎演じる神木さんは本当に花のような明るさを持った方でご一緒できて光栄でした。佑一郎も進んだ事のない道を進んでいくので是非注目してもらえると嬉しいです」などと心境を明かしている。