日本維新の会の〝生みの親〟で弁護士の橋下徹氏が6日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に出演。自民党の〝選挙コンサルタント〟就任に色気を見せた。
地方自治の話題になり、ゲストの元宮崎県知事・東国原英夫氏から「橋下さんは二大政党制論者なんですよ。大阪が、いま維新一強なんですよ。大阪で二大政党制をもし確立するんであれば、自民党を強くするか、新しい政党を立ち上げるしかないんですよ。これについてはどう思いますか?」と質問を受けた。
これに橋下氏は「僕はだから今、松井(一郎前大阪市長)さんとオファーがあれば、自民党を強くするプロジェクトをやろうと言ってるんです。コンサルタントとして」と返答した。
続けて「僕は維新を作りましたけど、吉村(洋文大阪府知事)さんにも頑張ってほしいですけど、いま吉村さん〝Sir〟だから。皇帝。大阪府議会で75%維新。大阪市議会でも過半数。堺市長選は今度やるんですけど、現職は維新。大阪、吉村さんがバーン!と言ったらみんながそれで動く状態だから、これはやっぱりよろしくない」と理由を説明した。
東国原氏が「今は維新はいいけれど、5年後10年後、そのまま維新だったら、やっぱり権力っていうのは腐敗するというのは定説」とうなずくと、橋下氏は「大阪って自民党の本部はもう、つぶれちゃったんですよ。だから、いま中央の自民党本部が直轄でやるっていう。いま国会議員2名しかいないんですよ。もう壊滅状態」と現状を語った。
その上で「僕も松井さんも大阪をよくするために、もし依頼があれば。それは維新の弱点とかも大体知ってるじゃないですか。だからそこはもうマッチポンプですよ」と〝秘策あり〟と明かした。