2023年4月29日、30日に開催された「ニコニコ超会議2023」(略称:ニコ超)にも大勢のコスプレイヤーが駆けつけ、撮影エリアは大盛り上がりとなっていた。そんな「ニコ超」では、どのような作品のコスプレに人気が集中したのか?トレンドを分析しつつ、会場を彩ったハイレベルなレイヤーたちの写真も20組分一挙にお届けしよう。
各ジャンルのなかから、まずは映画からのキャラクターをクローズアップ。ここ数年のコスプレ界隈は、映画のヒットに合わせて、その作品のキャラクターに扮するコスプレイヤーが急増する傾向が強く、昨年の『ONE PIECE FILM RED』(22)公開時には、どのイベントでも同作のヒロインであるウタに扮するレイヤーの姿が見られた。
この度の「ニコ超」でも“映画のキャラクター”の人気は高く、現在公開中の『THE FIRST SLAM DUNK』や『シン・仮面ライダー』、4月末に公開を迎えたばかりの『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のキャラクター(に扮したレイヤー)が多数参加。
さらに、現在制作中の『劇場版 機動戦士ガンダムSEED(仮称)』に登場するフリーダムガンダムを人間サイズで再現した造形レイヤーもいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。
そうした‟ベストなタイミングでコスプレを楽しみたい”という心理は、他ジャンルでも同様で、現在放送中のテレビアニメ(2023年春シーズンアニメ)では、「【推しの子】」に人気が集中。同作に登場する星野アイに扮するコスプレイヤーも大勢参加していた。ちなみに、同じキャラクターのコスプレであっても、レイヤーごとにこだわるポイントは異なるようで、今回、取材に協力してくれた面々は以下のように話してくれた。
「アイちゃんの華やかな雰囲気を表現したくて、メイクにこだわりました。ハイライトを強調するだけでなく、グリッターもいつもの倍は塗って。キラキラ感を出してみました」(桜井エミリアさん)
「衣装は自作で用意したものなんですけど、シルエットだけでなく素材の材質にもこだわりたくて。実際にアイドルのステージ衣装などで使われている生地を買ってきて、1週間で仕上げました」(ないるさん)
「スカートのふくらみを立体的に表現したくて。中にパニエを履いて、ボリュームを増したところがこだわったポイントです」(天音あずはさん)
一方、“ゲームのキャラクター”というカテゴリーで見てみると、こちらも旬を意識したコスプレ参加者が多く、現在大ヒット中のスマートフォンゲーム「勝利の女神:NIKKE」のキャラクターたちが多数集結。衣装はもちろん、武器も自作で用意したというレイヤーが多く、ゲーム内のポーズを忠実に再現しつつ、写真撮影に応じている姿が各所で見られた。
その他にも、4月にリリースされたばかりのピクセルリマスター版「ファイナルファンタジー」シリーズや、対戦格闘ゲームの金字塔ともいえるシリーズの最新作「ストリートファイター6」(6月2日発売予定)といった、注目度の高いタイトルのコスプレで参加していたレイヤーが多く、「スタイルをリアルに再現するため、身体づくりに注力しました」といった話を聞かせてくれた方も。
「『スト6』に登場するキャミィというキャラのコスプレなんですけど、ボディラインを綺麗に見せたくて。胸とお尻にパットを入れて、メリハリを出してみました。身体は普段から鍛えてはいるんですけど、まだまだ絞り切れていないので、これからもっと鍛えてコスプレのクオリティを高めていきたいです」(ひろとひろさん)
こうして大盛況のうちに終了した「ニコ超」に続き、今後も「ワンダーフェスティバル2023[夏]」(7月30日、幕張メッセにて開催)や「世界コスプレサミット2023」(8月4〜6日、愛知県名古屋市内・オアシス21などで開催)、「コミックマーケット102」(8月12日、13日、東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントは全国で多数控えている。
はたしてそれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?そうした点にも注意しながら、最新のアニメ、映画、ゲーム、漫画などをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。
取材・文/ソムタム田井