米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2023』(SSFF&ASIA)が、6月6日から都内複数会場およびオンライン会場で開催される。4月27日、各部門ノミネート作品および特別上映作品が発表された。
今年は、世界120の国と地域から集まった5215点の中から選びぬかれた約200作品がノミネート。アカデミー賞につながるオフィシャルコンペティションのジャパン部門には、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎など、俳優でありながら監督にも挑戦したショートフィルム作品が見事ノミネートを果たした。土屋太鳳が監督した『Prelude〜プレリュード〜』では、土屋と有村架純が初共演。玉木宏監督による『COUNT 100』には林遣都が主演するなど、注目のラインナップとなっている。
海外からも、クリス・ロック×ハビエル・バルデム主演による『LOOK AT ME』、マット・デイモンとベン・アフレックがプロデュースした『崩壊しつつある世界で』、ヴィム・ヴェンダースがナレーションを務める『あの世への口笛』など、各コンペティションに力作がそろう。
また、アフターコロナの世界をフィルムメイカーたちの視点で描くプログラム「Unlock-飛び込め 新しい世界へ-」では、アバターやAI×人間の新しいコミュニケーションの形、文化の融合、デジタルアイデンティティを考える作品群を紹介。日本のZ世代の才能が 開花するU-25プロジェクト、スマートフォン映画作品部門 supported by Xperia では戦禍のウクライナが背景となった作品、気候変動によって変わりゆく姿を追う作品など、ショートフィルムならではの世界中の「今」が集結するラインナップをお届けする。