「AIR/エア」は胸アツ映画!明かされた 赤と黒「エア・ジョーダン」誕生秘話  

「AIR/エア」は胸アツ映画!明かされた 赤と黒「エア・ジョーダン」誕生秘話  

エア・ジョーダンにはMLBジーターモデルも!

(東スポWEB)

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。バスケットボールの神様と呼ばれたNBAのスター選手マイケル・ジョーダンさんが現役時代に使用したシューズがオークションに掛けられ、なんと約3億円で落札されました。シューズはナイキの「エア・ジョーダン13」。ジョーダンさんがシカゴ・ブルズに所属していた1998年のNBAファイナルの対ユタ・ジャズ戦で使用したものです。

 今回は、そのエア・ジョーダンの誕生秘話を描いた現在公開中の映画「AIR/エア」を紹介します。

 ここ数年、スニーカーブームが再燃してますよね。僕もスニーカーが大好きで60足ぐらい持ってます。中でも「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」に登場した自動靴紐スニーカー「Nike Mag(ナイキマグ)」はかなりプレミアがついてて、もったいなくて履けない(笑い)。

 話が脱線しましたが、今作はスニーカー好きはもちろんのこと、ビジネス映画としても楽しめます。監督がベン・アフレックで、主演を務めるのは盟友のマット・デイモン。2人は共同脚本を務めた「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年)でアカデミー賞脚本賞を受賞した名コンビです。

 今でこそ大人気のナイキなんですがエア・ジョーダンがヒットする前はまったく人気がなかった。マット・デイモン演じるナイキの社員であるソニー・ヴァッカロは、ベン・アフレック演じるCEOのフィル・ナイトから業績不振のバスケットボール部門の立て直しを命じられます。

 そこでソニーが目をつけたのが当時大学生だったジョーダン。将来のスター選手との契約を巡って競合他社と争奪戦が繰り広げられます。しかし当時のナイキは人気がないからお金もない。資金面でも劣り、さらにジョーダンはアディダスのファンという情報が流れてきます。そんな不利な状況の中、ソニーは一発逆転を狙って賭けに出ます。

 結末はいかに…と言いたいところですが、エア・ジョーダンが世界的にバカ売れしたことは周知の事実ですよね(笑い)。この映画の素晴らしさは結末が分かっていても楽しめること。ジョーダンと両親の心をつかむまでのプロセスが情熱的に描かれています。あの赤と黒の斬新なデザインが誕生した瞬間は胸アツです!

 人の心を動かすには情熱とストーリーが必要です。シューズがマイケル・ジョーダンの人生そのものだからこそ「俺もマイケル・ジョーダンみたいになりたい!」と思って世界中で売れたんだと思います。モノにストーリーを持たせる。これこそがプレゼンの極意なのかもしれません。 

 ☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。

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