パク・ジニョン主演、韓国映画『聖なる復讐者』5月12日より全国順次公開 (C)2022 FINECUT Co., Ltd. & BLUE PLAN’IT Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED
パク・ジニョンは、出演したドラマ『花様年華〜君といた季節〜』(2020年)で“初恋記憶操作男子”と称されるほど話題を呼び、続いてドラマ『ユミの細胞たち 2』(22年)でキム・ゴウンの相手役ユ・バビ役に抜てきされ、“ユバビシンドローム”を巻き起こした。
そんな彼が本作で演じたのは、まったくキャラクターの異なる双子の兄弟。サスペンス映画の名手キム・ソンスが監督を務め、迫真の暴力と驚きの展開に震撼する韓国ノワールの新たな傑作となった本作で、一人二役に挑戦。笑顔を絶やさない双子の弟ウォルと、弟を殺した犯人への憎悪を募らせる兄イルを見事に演じ分け、韓国のテレビドラマ、映画の優秀作品を表彰する栄誉ある芸術祭典「第59回百想芸術大賞」の映画部門において男性新人演技賞にノミネートされた(授賞式は4月28日に開催予定)。
物語は、クリスマスの朝、弟のウォルが無残な死体となって発見されたことから始まる。闇バイトで稼ぐ荒っぽい双子の兄イルは、心優しく、知的障がいのあった弟を殺した真犯人を探し出し復讐するため、不良グループのメンバーを追って自ら少年院に入る。少年たちのいじめや暴力、指導教官たちによる虐待が横行する地獄のような少年院で、イルは壮絶な闘いに挑むが、そこには哀しく残酷な真実が待ち受けていた――。
ふだんは天使のように愛らしい笑顔を絶やさない弟ウォルが切なそうな表情を見せる姿や、ウォルを殺した犯人への憎悪を募らせ自ら少年院に入った兄イルが、入所に際してバリカンで頭髪を刈られるショット、ドラマ『愛の不時着』(19年)の“耳野郎”役が大きな話題になったキム・ヨンミンがふんする教師スヌとイルの緊張感あふれるシーンなど、場面写真からもパク・ジニョンの魅力が伝わってくる。