【Bリーグ】地元三河出身のK:ream(クリーム)がシーホース三河に楽曲提供 試合会場でライブも開催

【Bリーグ】地元三河出身のK:ream(クリーム)がシーホース三河に楽曲提供 試合会場でライブも開催

ライブを開催するK:ream(クリーム)の2人(シーホース三河提供)

(中日スポーツ)

 3月26日、愛知県刈谷市のウィングアリーナ刈谷で行われたBリーグ・シーホース三河のホームゲーム(大阪エヴェッサ戦)で、愛知県三河地方出身のロックバンド「K:ream(クリーム)」がゲスト出演し、ライブを開催。新曲「Echoes −共鳴−」を披露した。

 K:reamは2018年4月に結成した内川祐(ボーカル、ピアノ)と鶴田龍之介(ギター、ボーカル)の2人組のバンドで、2021年にユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。現在も三河地方に拠点を置いて活動している。

 同日に配信リリースされた新曲「Echoes−共鳴−」は、シーホース三河をテーマに書き下ろした曲で、今シーズンのホームゲームのエンドロールでも使用されている。

 制作に至った経緯は「音楽の力でシーホース三河に貢献したかった」から。シーホース三河との出会いは昨シーズンまでさかのぼる。昨シーズンの開幕前、チームから依頼を受けて、K:reamの曲がホームゲームで使われることになり、両者の交流が始まった。K:reamの2人は、練習試合や公式戦を観戦するうちに、プロバスケットボールの緊迫感や躍動感に魅せられて「あっという間にファンになった」と振り返る。

 鶴田さんは「僕たちは三河出身で、シーホース三河のことは何となく知っていましたけど、しっかりと観戦したことがなかったんです。初めて練習試合を観戦して、僕も内川もその日のうちにファンになっていましたね。公式戦が始まると、アリーナの雰囲気にも驚かされました。開場から閉場まで、一つのエンターテインメント空間に感じたからです。そして、クラブを好きになるうちに、僕たちのほうからアクションを起こしたいと思うようになりました。アーティストとして音楽で応えたいと考え、シーホース三河をテーマに曲を作ろうと思ったんです」と話す。

 2人にとってプロスポーツチームをテーマにした曲は初めてのチャレンジで、完成まで約1年を要した。特に歌詞の部分で苦労したそうだ。

 「最初はシーホース三河が好きな気持ちをストレートにつづりました。でも、自分たちの曲なのか、ファンのための曲なのか、この表現が正しいのか…。何度も自問自答を繰り返しました。答えが見つからず苦しんでいたころ、シーホース三河の細谷将司選手と長野誠史選手の2人と対談する機会をいただきました。そこで、チームスポーツだけど孤独の中で戦っている選手の姿を知って、プロバスケ選手とアーティストは似ていると感じたんです。選手1人ひとりが異なるメンタリティーを持っていて、個人としても戦っている。でも、勝利を目指して一つになれる。アーティストも同様で、個々がさまざまな思いで創作活動を続けながら、ライブでお客さんとひとつになろうとする。細谷選手と長野選手と語り合った時間がヒントになりました」と内川さん。

 当日のライブでは、シーホース三河のファンはもちろん、K:reamのファンも大勢が駆けつけた。アリーナ内には、この日のために制作された「Echoes−共鳴−」のポスターも登場。ライブでは大きな拍手が送られ、「アリーナでのライブは2回目になりますが、今日もファンやブースターの皆さんが温かく迎えてくれて楽しむことができました」と2人は振り返る。

 「Echoes −共鳴−」には“解き放て”や“Fly High”など、シーホース三河のファンなら思わずうなずくような言葉が織り込まれている。メロディーやリズムもバスケットボールの疾走感をイメージして作られた。

 内川さんは「今日はまだ(ファンが声を出すことに)制限があったので一緒に歌うことはできませんでしたが、いずれは僕たちの歌ではなく、みんなの歌、シーホース三河の応援歌に育っていってほしい。みんなで共に叫べる曲になればうれしいですね」と話す。

 「Echoes−共鳴−」をはじめ、ホームゲームでも使われている「See The Light」「終わりなき世界」等が収録されたK:ream×シーホース三河 プレイリストも配信スタート。こちらはApple MusicやSpotify、YouTubeなどで視聴できる。

(シーホース三河提供)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる