明石家さんまが26日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。「タモリステーション」(テレビ朝日系)でほぼ無言を貫いたことが大きな話題となったタモリについて語った。
リスナーからのメールでこの話題について振られたさんまは「見ていない。噂で聞くと」と断ったうえで「タモリさんならではの技だと思う。『タモリステーション』って名前が付いてるから、『参加しなきゃいけない』とか、『自分の番組だ』と思ってしまうからやな。そこを『ニュースなんかに口出さない』っていう、タモリさんのこだわりね。『自分はこんなニュースなんか斬りたくない』っていう姿勢やと思うねんけど、それで貫くのはすごいよね。これは感心する」と大絶賛。
一方で、自分の立場に置き換え「俺は絶対無理。評論家に逆にしゃべらさないぐらい。『お前も知らん事いうな』とか言ってしまいそう。『日本人に分かるかこの気持ち』とか言うてしまう。ホンマにウクライナとロシアに住まないと、絶対に今の状況は分からない。日本人には推測だけにしかならないからね」と指摘した。
さらに「多分、評論家怖いぞ。コメンテーターは怖い。司会者が何にも言わないって。『バカにされてるんじゃないか?』とか、『俺の知識が浅いのかな?』とか。コメンテーターに聞いたらそう思ったと思うわ」と現場の空気を推測した。
終盤には「ずっとコメントしなかったというのはタモリさんらしい。それを貫くすごさ。ギャラ泥棒…だと思う。名前貸し」と思い出したようにギャグを飛ばしたが「でも、すごいわ」と加え、賛辞を惜しまなかった。