ＡＫＢ４８グループの歌姫の座を競う「第５回ＡＫＢ４８グループ歌唱力Ｎｏ．１決定戦」の決勝大会が３日、東京・日本青年館ホールで行われ、ＳＴＵ４８の池田裕楽（１９）が５代目女王に輝いた。１６歳のときに初出場初優勝した第３回に続き、史上初の２回目の優勝を飾った。
ＡＫＢグループ屈指の歌唱力を持ち、第３回大会で優勝し、第４回は２位。今回は予選１位と、まさに〝大本命〟で迎えた。そうした中、１曲目「愛のカタチ」（中村つよし）、２曲目「懐かしい未来」（上白石萌音）で、見事な歌唱を披露した。
優勝トロフィーを手にした池田は「最初に大会に出たときは、出ることがただ楽しいだけで、うれしかった。でも、（出場）回数を重ねて行く中で悩んだり、苦しむことも多かった」と涙で回顧。重圧を乗り越えた栄冠に「（初優勝のときの）１６歳の自分に勝てたんだなと思います！」と力を込めた。
〝アイドルを超えた歌声〟に、審査員を務めた演歌歌手の水森かおりが思わず「演歌・歌謡曲の世界にスカウトしたい！」と熱烈ラブコールを送る場面も。池田は「ここにこうして立っていられるのもファンの方をはじめ、すべての方のおかげです。これからの皆さんの心に届く歌を歌いたいです」と誓った。
５年連続５回目の開催となった同イベントには、国内６グループ１００人が立候補。予選を勝ち抜いた２０人が決定大会に進出。池田にはごほうびとして、秋元康氏のプロデュースによるオリジナルソロ曲が贈られる。
なお、２位はＮＭＢ４８の李始燕（２２）、３位はＨＫＴ４８の秋吉優花（２２）。「審査員特別賞」はＡＫＢ４８の田口愛佳（１９）が受賞した。
