
韓国・亀尾(クミ)市で1991年に生まれたシン・ジェヨプさんは幼い頃はガリガリ体型。母は息子をたくましくしたいという思いで、食卓に所狭しと料理を並べていた。
特にジェヨプさんが好きだった手料理がチェユポックン。豚肉をコチュジャン、醤油、砂糖、野菜とともに炒める家庭料理だが、ジェヨプさんの家ではかなり甘めに味付けをしており、それが大好きだった。さらに、食事のお供にはコーラを一緒に飲むのがジェヨプさんの定番!
さらに大好きな食べ物はチャジャンミョン。炒めた肉、野菜に、甘い黒味噌を入れたソースをかけたあんかけ焼きそばだ。食べ終わるとソースが余るのが普通なのだが、そこにライスを入れ、炒めて食べるのが大好きだった。
気づけば中学で体重80キロに成長。そして学校では「脂肪マン」と呼ばれるように。そんな息子の様子を見て父に「最近ちょっと太り過ぎじゃないか?」と言われるが母から「今ぐらい自由に食べさせてあげましょうよ」と甘やかされ、爆食生活を続行。
高校になると体重は100キロを突破。食欲は止まらず、サムギョプサルを朝食に食べていた。しかもその食べ方は甘いチャジャンミョンソースを焼いた豚肉にかけ、 米の上に乗せ、トドメに卵黄をトッピングした「サムギョプチャジャン丼」。これを3杯食べていた。
そしてお昼にはおかわり自由の学校給食を、満腹になるまでおかわり。
思春期に突入し気になる女子ができるも、ある日女子たちに「脂肪マン、無理なんだけど」と言われていたのを聞いてしまう。そしてようやくダイエットを決意するが、母から「今大事なのは勉強!」「そのうち自然と痩せるわよ!」とかけられた言葉を信じ、食事を我慢しない生活を続行。勉強を優先し、志望大学に合格。
実家から遠く離れた龍仁(ヨンイン)市で初めての一人暮らしをすることに。そして友人を連れてよく行ったのが焼肉食べ放題。まるでわんこそばのようにサムギョプサルを食べ続けていたという。
そして就職活動に突入。パーソナルトレーナーはお客がとれれば月60万円稼げると知り、トレーナー資格の勉強を開始。大学を卒業後パーソナルトレーナーとして就職し、おデブ体型ながらお客さんをしっかりゲットし毎日大忙しに。そんな生活がさらに体重を激増させ、MAX110キロに。
お客さんはたくさんいたので痩せる気はなかったが、ある日の仕事中、更衣室でお客さんによる自分への悪口を聞いてしまう。こうして「自分はそう思われていたのか」「俺がみんなの手本になるくらい痩せてやる!」とダイエットを決意。
サツマイモ200グラム、鶏ささみ200グラムだけを1日4回に分けて食べ、毎日合計3時間、筋トレと有酸素運動を続けた。お腹が空きすぎて苦しい時は自分も生徒と一緒になってトレーニングし、気持ちで乗り切った!
その結果体重はわずか4ヶ月で72キロに。38キロの減量に成功し、細マッチョに変身!
そんなジェヨプさんを仰天スタッフが訪ねると、春にボディビルの大会を控えていて、現在増量中。痩せた感想を聞くと「モテるようにもなりましたし、テレビやCMでモデルの依頼をいただけるようになって本当に嬉しいです」と話した。