
韓国・大田(テジョン)で1990年に生まれたイ・チャングンさん。幼い頃からぽっちゃりで、小学生になるとさらに貫禄がついた体型へと成長。
父は税理士、母は写真家をしていて裕福な家庭で、好きなものを好きなだけ食べさせてもらっていたのだ。中でも欠かせなかったのはフライドチキンとピザ。
韓国ではピザチェーン店が日本より多く、デリバリーピザはどこの家庭でもメジャーなメニュー。さらにチャングンさんはコチュジャンが大好きでチキンとピザを食べる時には必ずコチュジャンをかけて食べていた。
外食になるとさらに食欲は凄まじく、トッポキ、キンパ(海苔巻き)、韓国風おでん、マンドゥ(蒸し餃子)にもコチュジャンを、さらに〆のラーメンにもコチュジャンをかけて食べ続け、中学に入る頃には体重70キロ、高校に入ると90キロに成長!
思春期になっても恋愛には興味を持たずついに100キロの巨体に。そして高校卒業後、実家から離れたソウルの大学に進学し、運命の出会いが。
友達から誘われ参加した合コンでサムギョプサルだけを楽しんでいると、遅れてきた女性に一目惚れ、積極的にアプローチ。そして出会って5日で告白し見事成功!
この頃、生活費は親からの仕送りでアルバイトをしなくても生活できるほど貰っていた。チャングンさんは彼女とのデートで「気になるやつ全部頼んじゃいなよ」 と勧めると、彼女は大量に料理をオーダー。
とはいえ彼女は少食なため、少し食べたあと「全部残さないで食べてね」と甘えられ、チャングンさんが全部食べる羽目に。
こうしてデートのたびに必死に平らげていた。気がつけば体重は111キロに。街を歩いていると知らない人にお腹を触られることもあり、「ダイエットしてみようかな」と自らの意思でダイエットを決意!
そして彼女に縄跳びやフラフープ、「コグマダイエット」 といわれるご飯をさつまいもに置き換えるだけのダイエットを教わり決行。ご飯をさつまいもに置き換えるだけでカロリーをカットでき、腹持ちが良く、食物繊維も豊富なため当時韓国で大流行したダイエットだ。
早速5キロ減量するも「本気出したらすぐ痩せるし」とまた食べてしまい、リバウンドし体重はとうとう120キロに。すると横断歩道を走っただけで、心臓が苦しくなるように。
そんなある日、事件が発生。彼女が買っていたチーズケーキを勝手に食べてしまった。ささやかな楽しみを奪われた彼女は大激怒!
罵倒されたチャングンさんは、本気のダイエットを決意!
初めの2週間はひたすら断食をし、毎日ジムに通い3時間みっちり汗を流しているうちに本気が伝わり彼女と仲直り。
彼女のサポートで、さつまいも、鶏のささみを中心とした徹底したダイエットを敢行し、どうしても空腹に負けそうになる時はモッパン動画(食事の様子の動画)を見て、さらに彼女に目の前で食べてもらい妄想を膨らませ耐えるという方法を続けた。
その結果MAX120キロあった体重は、7ヶ月で68キロに。52キロもの減量に成功!
そんなチャングンさんを仰天スタッフが訪ねると「痩せてからは、彼女から『別人と付き合ってるみたいで新鮮』とすごく喜ばれました。ちなみに昨年10月に結婚したんです」とのこと。