ドイツで開催されている「第73回ベルリン国際映画祭」で23日、コンペティション部門に選出されたアニメ映画「すずめの戸締まり」の新海誠監督やヒロインの声優を務めた女優原菜乃華(19)らが公式会見に臨んだ。
日本のアニメ作品が選出されるのは2002年の「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)以来21年ぶりの快挙。新海監督は「21年前のことはよく覚えている。ちょうど自分がアニメを作り始めた年だった。日本のアニメがそんなに遠くまで届くのだということを教えられたので、今そんな場所に自分がいることが信じられない」と語った。
国際映画祭に初参加の原は「何度もテイクを重ねさせていただいて、納得いくまで挑戦させてもらった」とコメント。会見終了後には新海監督らがメディアに囲まれサインを求められる場面もあった。