吉本興業のお笑い芸人養成所・ＮＳＣ（吉本総合芸能学院）の大阪校４５期生による「ＮＳＣ大ライブ ＯＳＡＫＡ ２０２３」が１７日、大阪・森ノ宮のクールジャパンパーク大阪ＷＷホールで開催された。卒業間近に開催される養成所の集大成のライブで、２２３組（他地域校７組含む）の生徒が、この日一番おもしろい「チャンピオン」の称号を目指してネタバトルを展開。決勝進出の１２組から、漫才を披露したコンビ「日熊」が優勝した。
ツッコミ・まつこ（２８）は「トップバッターを引いてしまい、無理かと思った」。ボケの若（２９）も「驚きました。楽しんでやったらうまくいった」と喜んだ。司会を担当した「Ｍ―１グランプリ２０２２」準Ｖコンビ・さや香の新山、石井は「素晴らしい漫才だった」と褒めたたえた。
予備校時代からの１０年来の友人同士で、ともに有名私立大学に受かり、卒業後は社会人として約５年間勤めてきたが、職を辞してＮＳＣに入学。１年間、笑いを磨いてきた。審査員を務めたメッセンジャー・あいはらは特進クラスの授業で講師を務めており「ホッとした」。ザ・プラン９・お〜い！久馬は「僕の授業の時はコントばかりだが、漫才もこんなに面白いとは。末恐ろしい」と感嘆した。
目標に掲げる芸人は「ティーアップさん」（若）、「コントも漫才もされるモンスターエンジンさんが好き」（まつこ）と、それぞれ話した。優勝特典としてテレビ、舞台、配信イベント出演の権利が贈られる。
