秋野は昨年6月に受けた検査でがんが発見され、翌月のブログで「頸部食道がん【喉と食道に大小あわせて5個】ステージ3」と発表。化学放射線療法による治療を続け、内視鏡手術を受けた同11月には「当初見つかった5個のがんが無くなりました」となどと報告していた。
司会の黒柳徹子から「今体調はどうです?」と問われると、秋野は「もうすっかり元気になりまして。おかげさまで。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
黒柳から「なんかブログで、がんの経過がどうかっていうのを発表してらしたんですって」と振られると、秋野は「はい。実は、私、今までがんになるまで健康とか、そういうことに非常に特化して、そのことを皆さんにお伝えするようなことをずっと発信させていただいていたので、じゃあいざ自分が病気になったら、黙ってしまうっていうのも、なんかちょっと私の生き方に合わないかなって思いまして」と思いを明かした。
黒柳が「健康自慢だったあなたが、そういう病気だってことの告知を受けた時、どんな感じでした」と尋ねると、秋野は「よくテレビドラマでいうと、真っ白になって、先生の言うこともあまりよく分からないような感じで、どうやって家に帰ったから分からないみたいなシーンがありますよね。あたしもそういうもんかなーと思ってたんですけど、わりかしあたし、冷静だったんです」と回顧。
検査を終え、診察室に入った際には検査結果のモニターを見て「どう見てもがんなんですよ。で、あたしが“先生、これ、がんですね”って言ったら先生が“そう、がん”っておっしゃって。“いやー、これ、どうやって治しましょうか”っていうふうに切り替わっていったんですね」とし、「だからよく言われるテレビドラマのあのシーンみたいなことではなかったんです」と続けた。
最も心配だった時期はいつ頃だったかと聞かれると、「あたしおととしの12月ぐらいに喉が、ここになんか入ってんなあみたいな感じがしてたんです。梅干しの種がここにあるみたいな。梅核気っていうんですけど」とし、「そういう感じがおととしの12月後半にあって、で、がんが分かるのが6月12日なので、半年かかったんです」と告白。「まあその時いろんな病院も行きましたし、検査もしました、耳鼻科にも行きました、いろいろやるんですけど原因が分からなかったんですね。最終的にもう一度内視鏡を飲んだら、もうすでにがんが全周って言いまして、食道を輪切りにしてみると、この食堂の壁全部に巻いてる、全周っていうのは相当ひどい状況なんですけど、っていうのがもう分かったので、もうこれは、治療するしかない、って思って治療に入ったんです」と振り返った。