同作品で、俳優の堺雅人が演じた主人公・半沢直樹の妻である半沢花を熱演した上戸。「3年B組金八先生」でもタッグを組んだ福澤克雄監督の熱烈なオファーを受け、出演が決まった。だが、同作品について福澤監督は「正直言うと、あのドラマは失敗すると言われていた」と告白。「“絶対に当たらない”と言われた中で作っていて、どうせだったら“男にとっていい奥さん”を描きたかった」と、自身の思う理想の妻像をイメージしたという。
だが、こうして生まれた「半沢花」というキャラクターについて「花ちゃんは非常にね、結構打たれたの。視聴者に。“なんだよあの奥さんは〜”って」と、ネット上で一部批判的な声も上がっていたという。だが、回を追うごとに「夫婦のやり取りが癒される」「なんて素敵な奥さん」と、称賛する声が多く上がっていた。
これについて福澤監督は「やっぱり演技のパワーですよね。本当に半沢のことを思ってやってたんだっていうのが伝わって、これは本当にうまかった」と上戸の演技を大絶賛。「最初はネットで花ちゃんが打たれているのを見て“悪いことしたなあ〜”って思ったんだけど、だんだん花ちゃんファンが増えてきて、最後は“よかった”で終わってよかった。演じきったのは立派だったな」とほめたたえた。
だが、上戸自身はネットの声はあまり見なかったといい、福澤監督からの「“私、凄い打たれてる”って思ったと思うんだよね。でも、嫌な顔をせずにやっていただいて。感謝しております」というメッセージに対して「知らなかった」と回答。「それこそジャイさん(福澤監督)はネットでちゃんと皆さんの意見をしっかり見られる方なので…見てくださっていたんですね」と感謝していた。