この日は、昨年12月に行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2022」で初めて審査員を務め、大きな話題を呼んだ山田がゲスト。お笑いタレントとして一時代を築いたレジェンドながら、最近の若者にはなじみが薄くなっている山田の半生を「若者は知らない 山田邦子とは一体何者?」として振り返った。その最後には、山田の大親友で、昨年11月に敗血症のため61歳の若さで亡くなった俳優・渡辺徹さんとの秘話も取り上げた。
渡辺さんの訃報を知らされた瞬間について「いや、もう驚いちゃってね。森末慎二さんから連絡が来て。“徹、死んだよ”って。うぇ〜っ!ってなっちゃって。もう立ってらんないんで、すぐ一回家に帰って」と振り返った山田。「でも、考えてみれば、もうずーっと調子が悪くって。手術したりね、大きい病気して。で、透析もずーっと頑張ってたんで」とし、「本当に素晴らしい俳優だったと思う。これからもうちょっと枯れた役。お父さんとかおじいさんとか、そういう徹を見たかったな、本当は」と悔やみつつ故人をしのんだ。
そして、「徹ちゃんはね、(結婚相手が)郁恵ちゃんで良かった。郁恵さんじゃなかったら、もうあのメチャクチャは…あの暴飲暴食のメッチャクチャ野郎はもっと早く死んでたと思う」と妻でタレントの榊原郁恵(63)による長年の献身に親友として感謝。自分にカツを入れるように「ねー!そろそろちゃんとお別れしなきゃいけないんだけど。…しょうがないね」と今でも大事な親友を失った悲しみから立ち直れていない現実を口にした。
だが、ここですかさず「でも、いいんじゃないですか。引きずることも凄くなんかいいことだなって」と山田を気遣った中居。「なんか後ろ髪引かれてるのってね、僕、悪いことじゃないんじゃないのかなっていうね…思います」と続け、山田もホッとしたように「はい」と応じた。
中居が10代のころから共演歴のある山田にかけた言葉に、視聴者も反応。ツイッターには「ホントそうだね中居くん」「気持ちに寄り添う優しいフォロー」「中居くんらしい優しい言葉」「中居くんは本当に否定しない」「中居さんの言葉優しいな、この言葉で救われる人もたくさんいるんだろうな」「あなたの言葉はやっぱり力をくれるよ」「邦子さんの想いに寄り添う中居くんの言葉がとても優しくて胸いっぱいになります」「SMAPの事も引きずるのは悪いことではないですよね??」などとさまざまな声が上がっていた。