舛添要一氏 プーチン大統領が英雄視する独裁者と比較、心中推察「同じことをやる」

 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)が24日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領の思想について私見を語った。

 番組ではウクライナ情勢について特集した。舛添氏はナチス・ドイツの独裁者ヒトラー、イタリアのファシストとして知られたムソリーニに関する著書があり、現在はロシアの独裁者スターリンの本を執筆中。3人を比較し、「3人の中で、誰が一番人を殺して悪いかと言ったらスターリンなんです。何百万人って本当に殺しまくっているわけ」と説明した。

 舛添氏は、スターリンがかつてウクライナの農民を餓死させた歴史を「その農民から小麦を取ってきて、それを海外で売ってその金で戦車を作って、ヒトラーをやっつけたんです」とも解説。その上で、プーチン大統領の思想に触れ、「『だからいいじゃないか。500万人が死んだって、戦車を作ったのはスターリンだよ。だから勝ったんだ』と。大英雄なんです、プーチンの。だから俺はスターリンと同じことをやる」と話した。

 現在、ロシアでスターリンの批判はできないという。舛添氏は「私の本はロシアで出版できないですよ。逮捕されますから、出版すると。スターリン批判をやっているということで」とも話した。

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