先月22日に現役引退を表明したプロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手(38/ユニクロ)が7日、都内で引退会見を開催した。会見ではこれまでの競技人生、今後について語った。
国枝選手は、11歳から競技を始め、2021年の東京パラリンピックでの金メダル獲得や、2022年のウィンブルドン選手権優勝による、車いすテニス男子シングルス史上初の「生涯ゴールデンスラム」の達成など数々の功績を残してきた。
会見で国枝選手は「東京パラリンピックが終わってから引退というのを考えていました。最後に残されたウィンブルドンの優勝が決まった時、(仲間と)抱き合った際、一番最初に出た言葉が『これで、引退だな』と芝生のコートの上で最初に出た言葉でした」と告白。
続けて「もう、十分やりきったなというのが口癖で出てしまい、このままテニスをしてもいいのかと考えました。」と引退への思いを打ち明けた。
続けて「応援してくださったみなさまへ『最高のテニス人生を送れた!』と言い切って締めのあいさつとさせていただきます」と満面の笑みで伝えた。