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■長時間の動画を見続ける集中力が欲しい!
みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。先日、メンバーの田辺さんに「息子(三歳)がご飯を食べないと言うようになった」と伝えたところ、ぼる塾三人がわざわざ個別で「ご飯を食え」と息子に訴えるビデオメッセージを作成してくれ、合計三本の作品が届きました。私は募集していないコンテストに対して思った以上の応募数が集まったことにとても感動しました。
それでは今月もそんな素敵なメンバーの悩みを解決していきたいと思います!
最近舞台鑑賞にハマっていて大人気分のあんりです。舞台は生で目の前でという迫力で最後まで楽しめるんですが、最近映画やドラマ1時間以上続く動画を見ると絶対途中で寝てしまう自分が憎いです。集中力ってどうやって高めてますか?
今回の相談者はあんりちゃんです。舞台鑑賞!とても素敵ですね。あんりちゃんがどんどん格好良い大人になっていく姿を私は親戚のような気持ちで見守っています。今回の相談は私もよくわかります!家だとついスマホを見てしまったり、トイレに行ったり、作品を見終わる前に一時停止や巻き戻しの嵐です。集中して見続けるって難しいですよね。
正しい方法かわかりませんが、私は人に紹介するつもりで映画やドラマを見ると最後まで集中して見ることができます。さらに、その場合は面白い作品として紹介する気持ちで見ます。すると、面白いところを探して見ようと思うので自ずとその作品の魅力的な部分を探すことができます。結果、最後まで楽しんで見続けることができます。
私の脳内あんり「でも、ちょっと難しそう。私にいきなりできるかしら?」
そうですね。いきなりこの方法を実践するのは難しいですよね。ですから、今回はあんりちゃんに簡単な練習問題を用意しました。あんりちゃんはこの後に続く私の文章を面白い作品として読み、面白いところを探し、どこが面白かったか後日私に紹介してください。これは意地悪ではありません。集中力の訓練です。
■「2023年の悲惨な正月」酒寄希望
2023年は最悪のスタートでした。正月早々、私は突然発熱してしまったのです。
私は発熱したことからコロナにかかったのだと思いました。しかし、pcr検査を受けたところ陰性、インフルエンザでもありませんでした。
私「この具合の悪さは何なの?!」
原因のわからない不調は人を不安にさせます。私は普段何でもぼる塾の田辺さんに報告しているのですが、今回は前後に会っていなかったので感染などの恐れもないし、正月から変に心配をかけてはいけないと思い体調不良は黙っていました。しかし、誰かにこの辛さを伝えたい。私は申し訳ないと思いつつ生贄に実家の母親を選び、頻繁に具合の悪さを報告しました。
私「熱があり寒気はするのですが鼻水も出ないしくしゃみ咳も出ません」
恐らく医者に言えと言う内容のことを延々と母親に送り続けました。
母親「年が明けたことで安心して溜まっていた疲れが出たのでは?」
母親も当たり障りのないブラックジャックのような診断をしてくれました。
熱はピークよりも下がり、結局風邪だったのかと思い始めたところ、事件は展開を見せました。ある日、目が覚めるととんでもなく顔の右側が腫れていたのです。
私「痛~!!!」
以前から顔の痛みはあったのですが、それは高熱により引き起こされたものだと思っていました。しかし、熱が下がったことで、気がつきました。
私「これは歯が痛いんだ!」
その日は正月と日常の間みたいな時期(1月4〜7日ってそんな感じしません?)だったので、普段私が通っている歯医者はやっていませんでした。祈るように今日空いている歯医者を調べて電話をかけました。私が事情を説明すると、
歯医者さん「大変だ!今から来れるかい?すぐにおいで!」
と言ってくれました。私が駆けつけると、そこは以前から「へ〜こんなところに歯医者があるんだ〜」と思っていた歯医者でした。
私「先ほど電話した者です」
歯医者さん「大丈夫かい?辛かったね!」
歯医者さんはマスクをしていましたが、冬のソナタのヨン様のような見た目をしていました。
ヨン様「大丈夫!君は絶対に良くなる!!」
正月早々体調を崩し、身も心も弱っていた私はヨン様の優しい言葉にドキドキしました。もしかしたらそのドキドキは受付のおじいさんがポロポロと私の保険証を何度も落としていたせいかもしれません。
ヨン様「OK!まずはレントゲン写真を撮ろう!」
私はヨン様に連れられてレントゲン写真室に入りました。ヨン様は「良いね〜最高!!」「良いよ〜上手っ!!」と私のことを褒めまくってくれました。
ヨン様「じゃあちょっと待っててね」
私が待合室で待っていると、受付でおじいさんが必死に何かを探している様子でした。私の保険証だったらどうしようと思っていると、すぐにまたヨン様から呼ばれました。
ヨン様「ここに荷物は置いて。コートは君の好きなようにして良いよ。着ていても良いし、脱いでも良いし、君の自由だ!」
私はお言葉に甘えてコートは着たままで歯医者の椅子に座りました。口を開けるときも、「良いよ〜ナイスだ!」「ここまでよく頑張ったね!えらい!」「可哀想に…これは痛すぎるよ…この痛みによく耐えたね!すごいよ!」とヨン様は褒めてくれて、私は狸にでも騙されているんじゃないかと思いながら治療を受けました。ヨン様の説明を聞いて私の体調不良は歯が原因であることがわかりました。
ヨン様「長い戦いになるかもしれない…!!でも必ず君を治すからね!!」
私「先生…!!よろしくお願いします!!」
治療を終えて私が再び待合室に戻ると受付にいたおじいさんは消えていました。私はヨン様から保険証と新しく作った診察券をもらって家に帰りました。
私「原因が歯だったなんて…大事にしよう」
歯の治療は残っていますが、これで私の正月から始まった一連の不調は一応終ったかに思われました。しかし、その夜夫から私が将来のことを考えていないという進路調査の学生みたいな理由で注意され、夫婦喧嘩に発展し、WAGAYANOOWARIのような感じで今年の正月は終わりました。
〜完〜
あんりちゃん、どうですか?この話を面白く紹介できそうですか?一か月たった現在もいまだにこの正月を引きずっているので早く笑い話として消化したいです。