米アマゾンの映像製作子会社、アマゾン・スタジオが、人気漫画「沈黙の艦隊」の実写映画を製作している。同社が日本の劇場用映画を作るのは、これが初めて。
大沢たかおが主演し、プロデューサーとしても名を連ねる。大沢が、「キングダム」などを手掛けた映画プロデューサー、松橋真三と映画化を決めた。
東京都内で開かれた製作発表会見=写真=には、大沢、松橋とともに原作者の漫画家、かわぐちかいじも出席し、「テーマやスケールにおいて実写化はできない漫画を描いているつもりだ。大沢さんの提案は無謀だとあきれたが、爽快でもあった。早く完成した映画を見たい」と期待を寄せた。
大沢は「海上自衛隊の全面的な協力を得て撮影している。新しくて力のある日本映画をお見せしたい」と意気込みを語った。
監督は、「ハケンアニメ!」などの吉野耕平。映画大手の東宝が配給し、9月29日から全国公開される。(石井健)