女優、松下奈緒(37)が25日、東京・上野公園の東京都美術館で絵画展「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(26日〜4月9日)をPRした。
20世紀初頭に活躍し、28歳の若さで死去した天才画家、エゴン・シーレの油彩画、ドローインなど50点を、オーストリア・ウィーンのレオポルド美術館所蔵作品を中心に展示する。
2017年に同美術館を訪れている松下は「この絵は何を訴えかけているんだろうと感動したのを覚えています。一度見ただけでは理解できない、もう一度見たくなる病みつきになる絵です」と紹介。この日の内覧会でも鑑賞し、「ぜいたくな時間を過ごさせていただきました」と笑みがこぼれた。
ナイーブな感受性で自己を深く洞察し、人間の内面や性を生々しく描き出した作品の数々を「28年の激動の人生が詰まっている」と総括。お気に入りの一枚には同展のポスターにも使われた肖像画を挙げ、「肌の白とほおずきのオレンジの色味、あと目線がいいですね」と解説した。
同展はシーレのほかにクリムト、ココシュカ、ゲルストルら同時代画家の作品も併せた約120点を展示している。