中村玉緒 勝新太郎さんとの思い出明かす「縮れ毛なのに、散髪屋行かないので私が切っていた」

 女優の中村玉緒(83)が22日、東京・角川シネマ有楽町で出演映画「大菩薩峠」(三隅研次監督)の4K初披露トークイベントに出席した。

 同作は、中里介山氏の同名小説を1960年に映画化。この日、開催中の「大映4K映画祭」(2月16日まで)の目玉作品の一つとして、4Kデジタル修復盤で世界初上映された。

 中村は、白色とピンク色を基調とした着物姿で、しっかりとした足取りで登場し「みなさんこんちには、中村玉緒でございます」とはつらつとあいさつ。主演の市川雷蔵さんとのエピソードを求められ、「亡くなった方が多いですね」としみじみ。「同期は、水谷八重子、五月みどり、ちょっと落ちて、なべおさみですね。みんなまだ生きてます」と繰り返し、会場の笑いを誘った。

 同作では、当時21歳で、一人二役のヒロイン(お豊/お浜)を演じた。「この作品では初めて悪女を演じたの。いまは目が下がっていますけど、当時は目張りでものすごく目が上がっているんです」と懐かしみ、「三隅監督は機嫌がいいと『キャット!』と言うんです。だめな時は『カット』と言うんですけど」と物まねを交えて明かした。

 市川さんと盟友だった玉緒の夫・勝新太郎さんとの思い出を聞かれると「私は雷蔵さんと結婚するつもりだったんだけど、知らないうちに主人と結婚してました。主人は優しかったですね。裸で『玉緒〜!』と呼ばれ、縮れ毛なのに散髪屋に一度も行かないので、私が全部はさみで切ってやっていたんですよ」と夫婦のエピソードを語った。

 健康の秘けつについては、「朝食べて、昼も食べて、きっちり食事をとっています。入院するような病気はしたことないです」と胸を張った。イベントの最後には、「(2月公開の映画)『いちばん逢いたいひと』でおばあちゃん役やりますから。ぜひみてください」とアピールしていた。

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