歌手のASKA(64)らが21日、東京文化会館で行われたチャリティーコンサート「TOKYO SYMPHONIC WAVE 2022」に出演した。
この公演は、無料で招待した観客2000人に寄付を呼び掛け、その全額を小児がんの子供たちを支援するNPO法人に全額寄付する。
ASKAは「CHAGE and ASKA」時代の1993年、セーブ・ザ・チルドレンの活動を展開するなどチャリティーに熱心な一面を持つ。今回の公演の趣旨にも賛同して出演した。
公演にはASKAのほか、歌手のタケカワユキヒデや尾崎裕哉ら総勢6組が出演。全16曲が披露されたが、ASKAはチャゲアスの代表曲「SAY YES」を熱唱した。
公演後、他の歌手とともに報道陣の取材に応じたASKAは、チャリティー活動について「ロンドンに89年に住んだ」経験が根底にあると説明。「向こうのミュージシャンがチャリティーにちゅうちょなく、率先していたのに驚いた。この国ではそういうことをやるのは何となく避けられていた。売名と言われた」と振り返る。
「これを日本なぜやれないんだろう」という疑問から始まり、国内のチャリティーを地道に活動を続けてきたという。「これからも(チャリティーとの)出会いがあれば、どんどんやらせていただきたい」と力を込めた。
また、「SAY YES」を披露したのは珍しいか?と確認されたが、「そんなことはない」と否定。「チャゲアス(の活動と)関係なく、自分が作った曲はやっている」と説明した。
ASKAが報道陣の取材を受けるのは珍しく、この日は30社近くが駆け付けた。