ハイヒール・リンゴ お年玉っていつまで? 先輩後輩の中で大切にしたい文化

 お年玉って幾つまであげるの?と、ずっと疑問に思っていたら、まさにそういう記事を見つけました。昨年11月にインターネット上で全国20〜60代以上の男女609人に、お年玉はいつまであげるものだと思うかを聞いたところ「高校生まで」がなんと最多の4割!私、もっと大きい子にもあげてるわ、とちょっぴり損している気分になりました(笑)。

 相方のモモコの子どもたちにもずっとお年玉をあげていますが、モモコもうちの孫にずっとお年玉をくれているのでトントンの行って来い。「子どもたちが得してるだけで私らは損やなあ」と言い合っています。私はずっと自分の親と旦那さんの両親にも渡していたのですが、親には渡さないという人が結構多いということも、このアンケートで初めて知りました。

 私たち芸人の世界でいうと、なんばグランド花月(NGK)に出演しているメンバーは今から30〜40年前に、とある師匠が「お年玉は一人1000円」と決められました。いきさつはちょっと分からないのですが(苦笑)。当時の1000円ですから今とは全然価値が違いますが、今でもその金額がベースになっているようです。

 ただ、NGKの中の慣習として、舞台に立っている人にあげるのは失礼。お弟子さんや、進行さんといって出番を伝えに来たり小道具を用意してくれたりする裏方の人たちに渡すようにしています。裏では師匠方が足りないポチ袋と新札の借り合いですが、今の若い人の中では「お年玉は新札で」というのはそんなに大事なことでもないみたいです。こちらは両替とかが結構大変なんですけどね。

 NGKの中で、例えばA師匠のお弟子さんがB師匠からお年玉をもらうと、A師匠はB師匠にお礼を言うという慣習があります。お弟子さんもお年玉をもらったことをキチンと師匠に報告する、私は素敵な慣習だと思います。

 勿論、普段お世話になっているそれぞれのマネージャーにもお年玉を渡します。ハイヒール的にはルールがあって、現在奮闘中の今マネ(今のマネージャー)は元マネ(元のマネージャー)より多めのお年玉です(笑)まあ、それだけお世話になってますから。

 私自身は、西川きよし師匠と1月の4日に毎日放送の「春一番!笑売繁盛」という番組をもう20年以上御一緒させていただいていて、毎年きよし師匠にお年玉をいただいてます。きよし師匠ってすごいパワーをお持ちだと評判なので、実は毎年そのお年玉とポチ袋は使わずにずっと大事に置いています。絶対パワーを分けて頂けると信じているので(笑)。

 お年玉もそうですが、年賀状もおせち料理も、古い習慣として廃れていく部分もあるとは思うのですが、芸人としての先輩後輩の文化はやっぱり残ってほしいなぁと思ったりするのです。

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