その過程を伝えるなかで、中谷は「面接の予約を取るための事前のオンライン申請では、おどろおどろしい質問が列挙されていました」と明かした。
質問は「逮捕歴はありますか?」「テロに関わっていますか?」「売春に関わっていますか?」「スパイ行為を働くつもりですか?」「犯罪行為を犯すつもりですか?」「虐殺に携わったことがありますか?」「拷問に関与したことがありますか?」「少年兵の雇用に関与したことがたりますか?」などだったとし、「もちろん全てNOと回答しましたが、これらに該当する御仁は、正直に申告するようなお馬鹿さんではないでしょう…」と伝えた。
さらに、アメリカ大使館を訪れ、そこでも複数のチェックを経て、英語での面接にも臨んだいう。「あなたの特殊技能は何ですか?」と聞かれ、中谷は「今回は俳優として、舞台に立ちます」「舞台だけにとどまらず、映画やドラマにも携わっています」と返答。
その上で代表的な作品を問われ、「アメリカでもご覧いただけるものでしたら、『リング』、あとは、キーラ・ナイトレーさんがご出演の『シルク』にて、今回お世話になる演出家のフランソワ・ジラールさんとご一緒させていただきました」と答えたという。
中谷は「どうやらテロリストやスパイ、売春婦だとは思われなかったようです。まるで、新幹線のチケットをみどりの窓口で購入するような迅速さで面接は終了し、ほっと胸を撫で下ろしました」と報告した。
ファンからは、舞台出演へのエールとともに、「臨場感あふれる大使館レポありがとうございます」「ビザ取得の経験が無いので、こんなにフィクションに出てきそうな単語がノンフィクションに登場するのかと驚きました!」などの声が寄せられている。