男性11人組グループ・INIが8日、東京・日本武道館で、初アリーナツアーのファイナル公演を開催した。全国4都市5会場(全13公演)で12万人を動員したツアーを完走。7、8日には憧れだった武道館の舞台にも初めて立ち、涙ぐむメンバーもいる中、リーダー木村柾哉(25)があいさつで会場をほっこりさせた。
アンコールを含め21曲を披露し、残すところ「We Are」のみというところで、メンバーが1人ずつ壇上でMINI(ファンの愛称)に感謝の言葉を述べた。
感極まりあいさつで言葉に詰まるメンバーが出る中、木村も涙ぐみながら「大きなステージに立たせてくれるMINIのみなさん、本当にありがとうございます」と語り、深々と頭を下げた。
感動で会場がしんみりとした雰囲気に包まれたが、木村が続けて来場したファンに対し「冬だし寒いし、こんな大変な情勢、政情の中…」と語ると笑いが起こった。さらに「重い荷物を持って命かけてここまで来てくれて…」と話すとファンも大笑いし、メンバーからも「命かける?」とツッコミが入った。それでも最後は「INIはこれからも老若男女関係なく愛されるグループになると信じて毎日頑張る」とリーダーらしく締めていた。