シリーズ3作目となる映画「嘘八百 なにわ夢の陣」(武正晴監督)の公開初日舞台あいさつが6日、都内で行われ、中井貴一(61)関ジャニ∞安田章大(38)中村ゆり(40)友近(49)が登壇した。
18年の「嘘八百」、20年の「嘘八百 京町ロワイヤル」に続く第3弾。前2作に続き、中井とともに主演を務める佐々木蔵之介(54)による、痛快開運コメディー。さえない古美術商の小池則夫(中井)とくすぶり続ける腕利き陶芸家の野田佐輔(佐々木)の骨董(とう)コンビが、3作目では、豊臣秀吉の幻の縁起物「秀吉七品」を巡り化かし合いの大騒動が起こる。
中井は「新年早々、映画館まで足を運んでいただきましてありがとうございます。私は基本的に、初日が明けるまで自分の映画は見ないという主義で、今日を持って初めて見ることができるようになります」とあいさつした。
仕事のため欠席した佐々木は「本日は、ちょっと行けなくて申し訳ございません。正月気分が抜けなくて、ちょっとお酒飲みすぎて、お伺いできなくて申し訳ございません」とジョークで笑いを誘うと、中井は「蔵之介くんのご実家は、京都の有名な酒蔵なので、彼はよく、うちは水道をひねると日本酒が出るって。彼は日本酒って言わないんですよ。お米のジュースって呼ぶんです。だから、酔っているのはあながち、ウソじゃないと思います」と話した。
安田が演じた孤高のアーティストTAIKOHは、監督があて書きした部分もあったという。安田は「すごい幸せですね。自分じゃないキャラクターなのに、そこを少し当て書いていただいてで、それを見ていただいた方に、心に響くという瞬間がいただけて、自分の人生はラッキーだなっていうふう感じます。ありがとうございます」。
中井は「1作目は堺で撮影させていただき、2作目は京都。3作目は海外行こうかとかアピールしたんですが、その話になると、プロデューサーが顔をそらすんですよ」と語り「映画館に足を運んでいただきありがとうございます。映画は3回見ていただいてもかまいませんので、次回は海外ロケができるように、ご協力ください」と締めた。