宝塚歌劇団は5日、兵庫・宝塚バウホールで同日に開幕した宙組公演「夢現(ゆめうつつ)の先に」(作・演出、生駒怜子)の6〜10日の上演を中止すると発表した。
「夢現の―」は2015年の首席入団(第101期生)の鷹翔千空(たかと・ちあき)のバウホール初主演作。無事に初日の幕は開いたものの、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性が確認された。
同劇団は公式ホームページ(HP)で「今回、陽性が確認された者は、ご観劇のお客様に直接応対する業務には従事しておりませんが、今後、保健所のご指導も仰ぎながら、施設の消毒等、必要な措置を進めてまいります」と説明した。16日まで上演予定。
また、関係者のコロナ感染で4、5日の上演が中止になった東京宝塚劇場の星組公演「ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜」「JAGUAR BEAT―ジャガービート―」は「公演を安全に実施するにあたり必要な期間を確保するため」(同HP)、13日まで公演中止を延長することを決めた。